no-sence of wonders
Twinkle Paradox
 
遠い遠い未来。
人類が銀河系外に飛び出しつつある時代。
銀河系外調査船団“”はおとめ座銀河団を脱出し、海蛇座・ケンタウルス座をも通過し、
現在グレートアトラクター・シャプレーコンセントレーションを目差して航行中である。
調査船団内の世代交代は幾代にもまたがり、乗員人数も何千万倍に膨れ上がっている。
そのため先行する調査船の綿密詳細な調査データに基づき資材補給を行い、
半ば無計画にも艦を増設し、時には艦を増やし続けている。
第17艦隊左翼部144-Bに所属する【セリェジーナ】もその一つであった。

リーヴァ・クヴルトマトゥル[Lifa Kvoldmatur]
 
T17-R-114-B セリェジーナ艦所属
セリェジーナ艦艦長
『眠れる女豹』
関西弁

必要に応じて艦を増設し、不必要な部分は廃棄される。
セリェジーナ艦でもいままさに実験室が廃棄される所だった。
廃棄プログラムは12時間前から起動されており、
安全性を考えて廃棄される部分はもとより区画自体閉鎖されており、
誰一人侵入できないように設計されている。
廃棄自体は1年に数回、時には1ヶ月ごとにも行われるイベントであって
乗員にとってもいつものことだったはずであった。
研究員であるエレナ=ノイヤールは廃棄されると聞かされた実験室に
忘れ物をしたことを思い出す。
すでに廃棄時刻まで1時間を切っていた。
艦長に訴えるもいまさらプログラムを止めることは難しいと言われ、困ってしまう。
結局、手動で封鎖区画の扉を開け、単身中へ入ってゆくのであった。

シーニュ・テランジェ[Signe Teranger]
 
T17-R-114-B セリェジーナ艦所属
セリェジーナ艦研究主任
実験遊星『あるてみす』出身
7歳

単に往復するだけなら10分とかからない距離なだけに、
エレナははじめ楽観視していた。
実際「行き」はあっという間に到着し、実験室の扉をあける。
だが、ここで運の悪いことにその「忘れ物」を見つけるのに時間がかかり過ぎてしまう。
忘れ物を見つけ、実験室を出た時にちょうど廃棄時間まで15分。
エレナはここで廃棄区画に供給されていた電源がカットされることを忘れていたのだ。
あとは自力で廃棄区画外に脱出せねばならない……
エレナは走る。

ラグラ・バンディエーラ[Rugla Bandiera]
 
T17-C-12ex 第17艦隊統制機構所属
パイプラインから派遣
犬耳

エアコンが動作を停止する。
エレベーターが動作を停止する。
重力制御装置が動作を停止する。
時間が経つに連れ、エレナの脱出に枷がかかってゆく。
数々の危険を躱し、エレナはやっとのことで廃棄区画を脱出することができたのであった……
安心したのもつかの間。
廃棄区画ではないはずの区画までも廃棄のための警告が流れているのに気付くのであった。
はたして、その後セリェジーナを陥れる陰謀をめぐる乗員の運命は?

エレナ=ノイヤール[Elena=neujahr]
 
T17-R-114-B セリェジーナ艦所属
実験室研究員
主人公

まったくのSFですね。
宇宙の舞台でやりたいことがちょっとあったのでまとめてこういう形にしたのですが、
これもけっこうあるアニメの影響を受けてる……?
私の事だから表面上は軽いコメディになるんでしょうな。
ってゆーか、まず設定をもっと詰めなければですだ〜。

よくわかんなくないか?