あたし、松下ヒューズ!
日立小学校に通う小学4年生。
魔法少女に憧れて、おまじないや占いの本とか読んでるんだけど、どうやったらなれるのかなぁ?
なんてことを考えて毎日くらしてるんだ。
実はこの日立町にもひとり魔法少女がいるの!
みんなは『魔女っ子ベネフィ』ってよんでるんだけど、
魔法を使って悪い人をこらしめたり、こまってる人を助けたりするんだ。
あたしぐらいのトシの子だと思うんだけど、それが誰かは秘密にしててわからないんだ。
ああ、あたしもあの子みたいになれたらいいなー、なんちゃって。
でもでも、ある日そのベネフィの正体がわかっちゃった!
なんとあたしのおトモダチの早川泉美ちゃんだったの。もぅびっくり!
泉美ちゃんには黙っててね!って言われたんだけど……。
魔法使いが友達にいるなんてとーっても素敵でしょ?
あたしも泉美ちゃんに魔法を少しづつでも教わって、
いつかはあたしも魔法使いになれたら……なんて考えて。
嬉しい気分で家に帰って来たら、一緒に住んでるおじいちゃんが呼んだの。
なんだろうって思って、おじいちゃんの研究室に行ったら……。
なんと!魔法少女みたいになれる機械を作ってくれてたの!
どうやらあたしがいつも『魔法使いになりたい』って呟いてたのを聴いて願いを叶えてくれたみたい。
へんし〜ん!ってボタンを押すと、本当に変身しちゃうんだよ。
魔法使いみたいに空も飛べるし、いろいろ魔法みたいなことが出来ちゃうの。
すご〜い!……うん、すごいんだけど、なんか違うような気がするんだ……。
おじいちゃんも「魔法じゃなくて科学の力だから、科学少女と名乗るがよい」なんって言ってさ。
あたし、ちゃんと魔法使いみたいになれるのかなぁ?
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魔法少女に憧れている ムダに明るくてバカ おじいさんと2人暮し 甘えっ子 |
ヒューズと同じクラスの子 『魔女っ子ベネフィ』である 面倒見のイイお姉さんタイプ 実は寂しがり屋 |
瞬間的に発生する異常な電圧 ICなど電気製品の部品を壊す ヒューズのサポートもするが モノを知ってるようで知らない |
ヒューズの外祖父 現役の科学者 大企業の研究所に勤めている 孫にとても甘い |
'60〜'70年頃の高度成長時代、科学は万能の神であった。
現代の科学低迷期に鳴らさなくていい警鐘を敢えて鳴らすべく考えたネタ。
要は『魔法を科学でやってみたら』みたいな、私の書くSFのモットーに則した作品か。
そのためのアイテムが昔懐かし『電子ブロック』だったりするので、
やっぱり自分の趣味に走ってるんですけどね。
私の書きたいネタなんてこんなんばっかしですよ。
ネタはあるんで、書きたいんですが……
技術が伴わなくてね……(笑